フォニックスの豆知識

【質問箱01】フォニックスっていつから学ぶべき?

フォニックスっていつから学ぶのがいいのかしら

とお母さんたちからよく聞かれる質問。

今までお子さんから大人の方々に
フォニックスの魅力をお伝えしてきて、

いつでも!」と答えたく
なるのですが、

具体的に子どもを対象にしたとき、
いつから始めたらいいのか
考えてみましょう。

スタートする時期を決める要素

フォニックスをいつからスタート
するかを考える時に、外せない2つの要素を
まずはお伝えさせてください。

  • 発達のマイルストーン: アルファベットを認識しているか、cat,matのように韻を踏むパターンを理解できるか、話した言葉をリピートできるか、などフォニックス学習を進める準備ができているかを確認してください。
  • 学習の個人差: 子どもたちはそれぞれ独自の学習スタイルや認知能力を持っています。お子さんの興味や集中力、言語の習熟度を観察してみてください。文字を少しでも自分で読もうとする、英語に興味を示してきたら始めどきかもしれません。

上記を前提として、
英語圏のところにすでに住んでいるか、
日本に住んでいるか、とのように
どれだけ英語に日常触れているか
慣れ親しんで生活をしているか

考えてみましょう。

英語圏の環境で生活してる場合

一般的に英語圏では、
子供たちが3歳になったくらいから
フォニックスを始めることを推奨しています。

とは言ってもまだ小さいので、
歌や、粘土で文字を作ったりなど
文字の認識など、楽しい遊びのみ。

本格的に、フォニックスとしての
勉強が始まるのは4歳(通称N2)くらいから。

子どもたちは文字の名前に音が
あることを学び、
簡単な子音-母音-子音(CVC)の
単語を読み始めます。

おおよその目安としてはこのような感じです。

3-4歳:フォニックスを遊びや歌、文字を認識するゲームを通じで学び始める

4-5歳:シンガポールでのN2(日本の年少や年中)
文字と音の関係性を学ぶフォニックス学習が本格的に始まる。子供たちは
CVC(子音ー母音ー子音)といった簡単な単語を読めたり、簡単な文章を読めるようになる。

6-8歳:同音異つづりというような、同じ音だけどつづりが異なるルールも理解をし、2音節の単語も読めるように。文法力もついてきて、長い文章を書けるようになる。

 

上記の年齢別の目安は、よく聞かれるので詳しく今度まとめますね!

 

日本で生活している場合

もちろん英語圏と同様に、3歳からでも
いいとは思うのですが、

ある程度「英語」というものが
日本語以外にあることを知った方が
意味と結びつきやすいので、
5歳くらいがいいのではと思います。

もちろん個人差があるので
あくまで目安の一つですが、
フォニックスは「文字(つづり)と音の
関係性」を学ぶこと。

なので、
ある程度の英語の言葉を知っていないと
????はが頭にいっぱいになり
英語嫌いになってしまうかもしれません。

今まで日本の子供達にオンラインで
教えてきて、おすすめとしては
5-6歳からと思います。

そうはいっても、小学生高学年
中学生にとっても、
特にミススペルが多い子供にとっては、
フォニックスルールを学ぶのはとても効果的。

例えば下記のような例を見ると、中学生から学んでも効果的なことがよくわかります。

英検3級を持っている中学校1年生のお子さんでしたが、write をraitと書いたりと、ローマ字に頼った書き方になっていることがわかります。これもフォニックスルールで簡単に解決!英検3級を持っている中学校1年生のお子さんでしたが、write をraitと書いたりと、ローマ字に頼った書き方になっていることがわかります。これもフォニックスルールで簡単に解決!
中学校2年生でも、jugをjagに。goatをgoutに。soapをsoupに。など間違えやすい音のパターンがわかります。

 

まとめ

フォニックスを学ぶには、という点でまとめてみましたが、英語の音になれるという意味で、もっと小さい頃から英語の歌やビデオなどをおうちで聴くのもいいかと思います!

最初にお伝えしたように発達のマイルストーンと、学習の個人差がかなり大きいかと思うので、実際は子どもが興味を示した時が始めどき。反対に、嫌がったら一旦お休みすることも重要です。

それではフォニックス学習、お子さんのペースに合わせて楽しんでください!