Phonics (フォニックス) とは
子供が「ア、ア、アップル」と歌うように言っているのを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はそれが、フォニックスソングです。シンガポールでは、ローカル校・日本人小学校・インター校を含むほぼ全ての学校で、英語学習の基礎としてフォニックスが取り入れられています。ローカル幼稚園では、2〜3歳児クラスからフォニックス学習が始まります。
フォニックスは、「文字」と「音」の関係を学び、英語の読み書きができるようにするための指導法
私たちがひらがな50音から習うように、英語圏の子供達が読み書きを習う前に習得するのが、このフォニックスです。私たち大人が日本の学校で英語を学んだ際、単語のスペリング・発音・意味の3つを同時に丸暗記する必要があり、多くの労力を費やしました。一方、フォニックスをマスターすると、下記のようなメリットがあります。
- 正しい発音が身につく
- 英単語を見て、どのような発音が予測できる
- 聞いた英単語のスペリングを、想像して書くことができる
フォニックスのルールとは
フォニックスには国語の文法のように一定のルールがあります。ルールと聞くと難しく感じますが、3歳児でも学べる楽しく分かりやすいものです。
ルールその1) アルファベット26文字にはそれぞれの音がある
アルファベットのABCを読むとき、私たちは「A=エー」「B=ビー」「C=シー」と読みます(これを「アルファベット読み」 と言います)。これに対し、フォニックスでは「A=ア」、「B=ブ」、「C=ク」と発音します(これを「フォニックス読み」と言います)。
26文字フォニックスの基本読み方表
上記のフォニックス読みの音を、1音ずつ繋げて読むのが発音の基本です。
例えばhotという単語の場合、「ハ+オ+トゥ」→「ハットゥ」と,音を繋げて読むことによって、hotという一つの単語になります
ルールその2) 2文字を合わせた特殊な読み方や例外的な発音がある
基本の26文字の音を覚えた後は、2文字を合わせたり、例外的な発音をしたりするフォニックスを学びます。
代表的なフォニックスのルール
礼儀正しい母音(母音+母音):母音が2つ並ぶと、前の母音がアルファベット読みになり、後ろの母音は読まない。
2文字子音(子音+子音):2つの子音で新しい音を作る
マジックe: 単語の並びが、母音+子音+eの時、末尾のeは読まずに、前の母音がアルファベット読みになる
フォニックスを学ぶ教材として、「いっしょにフォニックス講座」の
各コースでは、
Jolly Phonicsを採用しています。
Jolly Phonicsとは何か、のページをご参照ください