フォニックスの豆知識

子どもにまずは教えるべき「英語の母音」とは?

突然ですが、
まずは質問。

「英語の母音ってなに?」

この質問をレッスンですると
たいていのお母さんや子どもたちは

「あいうえお」
と答えることが大半です。

(みなさんはどうでしたか?)

アナガチこれは間違いではないのですが、
英語の考えていくと
ビミョ〜に異なり、
それをこのブログではご説明しますね。

英語の母音は合計19個

英語のアルファベットの数は
26文字ですよね。

これの組み合わせによって
45音の音を作っていきます。
*この英語の音は、英語教授法や
言語学によって微妙に幅があります。

この45音は必ず、
母音の音か子音の音にわかれます。

Jolly Phonicsの基本の42音のチャート
でどの音が母音の音か
赤い丸をつけたのがこちら。
*下記の表は「基本の音」なので42音です。

赤い丸をつけていないものが
子音になります。

英語で母音はvowel, 子音はconsonantというよ。よくVやCで略されるので覚えてね!

この表はJolly PhonicsホームページResource Bankからお借りいたしました。

まとめると、
母音の音は合計19個。

  • 17個の母音の音(/oo/は2つ音がある)
    *上記の表で赤い丸を数えると16個ですが
    /oo/は2つ音があるのでお忘れなく!さらに、上記の表にない音として
  • /air/という音
  • シュワサウンド(あいまい母音ともいう)
    という母音の音

    これで合計19音になりますね!

母音の数は、
イギリス英語か、アメリカ英語かに
よっても変わります。

シュワサウンドはアクセントのない
英語の母音のひとつで、
アルファベットのeをひっくり返したような、発音記号の【 ə 】で表される音です。

子どもにまずは教えるべき母音の音

「ええ〜そんなに教えるの!?」
「どうやって教えるの?」って
悩まれる方、
いらっしゃいますよね。

ご安心ください。

まず「母音」として
教えていただきたいのは
下記の10個の音。

フォニックス読み(short sound)の
/a/ /e/ /i/ /o/ /u/

アルファベット読み(long sound)の
/ai//ie//ee//oa//ue/

*英語の音を表すときは上記のように/ /
斜めの線で囲みます。
*英語ではこの順番で母音を覚えることが
多いです。

子どもに教えるときに
よく使うのが
母音の手(通称Vowel Hand)

指の付け根にある
赤い文字のつづり(アルファベット)が
フォニックス読みの母音

指先にある
青い文字のつづり(アルファベット)が
アルファベット読みの母音です

なぜ母音の音を教える必要があるのか

英語の単語には
必ず一つ母音の音があります

そしてその単語を読むときは、
母音を強調して
一気にその音のかたまり(=音節)を読む

というのが
英語を読む基本です。
*音節についてはまた後日まとめますね

例えば、cat, pig, make(最後のeは読まない)
なども全て1つ母音の音がありますよね。

なので、この母音の音は
英語の発音の要
といっても
おおげさではないのです。

なおかつ、
子どもが単語テストのときに
たいてい間違えるのも
この母音の音たち

なので、
フォニックスを学ぶ
=母音の音をマスター
する
といっても過言でないかと思います。

まとめ

私が愛媛や岡山の学校で
学んだときは「英語の母音」については
「日本語のあいうえお」としか
学びませんでした。
(私が理解してないだけだったら
先生ごめんなさい・・・)

が、このように英語を音で
理解していくためには
母音の音を理解することは不可欠です。

年齢が小さい子どもには
難しいことではありますが、
ぜひ上記のVOWEL HANDなどを
使って
教えてあげてください♡

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