大人の英文法♡

関係代名詞whichの前にコンマがある、これどういう意味?

今年になって有難いことに
世界中のインター(や現地校)
に通うお子さんの
英語の作文、文法の
サポートをご依頼されるようになり、

「え、英語の文法ってこうだった?!」
と新たな発見ありつつで
楽しんでサポートさせて
いただいております。

その中で、
最近びっくりだったのが、
関係代名詞
(relative pronounsと英語でいうよ〜)
のwhichの節の前後にコンマがあるのには
しっかり意味がるということ。

例えばこれ、シンガポールの
Straits Times(新聞会社)
には当たり前のように
ほぼwhichの節の前後にコンマがあるのですが、
いままで、何にも気には留めませんでした

Straits Times on November 28, 2021

 

が、実は
コンマありのwhichと
コンマなしのwhichには
ちゃんと意味の違いがあったのです!

(もしかして知らなかったの
ワタシだけ・・・(‘O’*)

備忘録としてこちらに
まとめさせていただきますっ。

そもそも関係代名詞を使う目的とは

関係代名詞には、
下記の5つのものがあります。

that, which, whose, who, whom

どれにも共通している使用目的は2つ。
1. Identify Nouns
名詞を限定すること
*日本語のテキストには
「制限用法」と記載されています

2. Tell extra information about nouns
名詞について説明を追加すること
*日本語のテキストには
「非制限用法」と記載されています

whichの前にコンマがある目的とは

上記の2
Tell extra information about nouns
名詞について説明を追加すること
のときの場合のみ
コンマを使うのです。

なので、whichの前にコンマがあると、
「そしてそれは〜」とか
「しかしそれは〜」とか
「そのことが〜」とかと訳します。

試しに例文をみてみましょう。

The treehouse, which was
built my grandfather,
is my favourite place to visit.

「この木の上の家は私の
お気に入りの場所。
私のおじいちゃんが作ったんだ。」
というように訳せます。

My daughter suddenly changed
school, which surprised us.

「娘が突然学校を辞めて、
それは私たちを驚かせた。」
というように訳せます。

whichの前のコンマの有無で、文章全体の意味がかわる

これが、すんごく厄介なのですよねΣ(oдΟ;)
正直どっちでもいいやんって

whichの前にコンマがある場合の例文

The glass, which is in my cupboard, has a crack.
(そのグラス、
戸棚に入っているんだけどね、
割れているよ)

説明:
glassの後ろにコンマがあるということは、
glassといえばどれがわかるということ。
戸棚にglassは一台しかないことが考えられます。

whichの前にコンマがない場合の例文

The glass which is in my cupboard has a crack.
(戸棚に入っているグラスは
は割れているよ)

説明:戸棚の中はグラスがいくつかあるので
この場合は「限定」する必要があるので
コンマあり。

ややこしい〜〜Σ(~ロ~;)

英語圏でのthatとwhichの使い分け

上記、とてもややこしい説明でしたが、
英語圏では子供たちに
下記のように教えます。

「物」の名詞にかかるときには
thatかwhichを使う。

そして下記のように使い分ける。

1. Identify Nouns
名詞を限定すること
=このときにはthat

2. Tell extra information about n
名詞について説明を追加する
=このときにはwhich

こっちの方がシンプルですよね!

なので、thatの前後にコンマがあることは
必ずありません!

 

この情報は、私が使っている
英語圏の子供用テキストなので
もしかしたら違う内容もあるかも
しれません。ご了承ください。

まとめ

whichを使うときは、
コンマ付きで
さらなる説明を。

thatを使うときは
コンマなして
名詞の限定を

というのが
英語圏で子供が学ぶ
簡単な説明。

この情報をもとに、
身の回りの英語の文章
読んでみると、
新たな発見があるかも♡

フォニックスとは違う内容ですが、
英語の読解力、
英作文、文法などについても
少しづつシェアしていきたいと
思います〜♪